本書によると、フリーエージェントとして働く人々の実数を正確に把握できるわけではないが、政府統計、民間調査、研究等をふまえ、フリーランス1650万人、臨時社員350万人、ミニ起業家1300万人、計3300万人、実にアメリカの労働者の四人に一人がフリーエージェントとしての働き方をしているであろうと推計されている。 フリーエージェントという働き方が登場した背景は以下の四つの変化があげられる。
1)経済の「子供時代」の終焉
従来の労使間の社会的契約、すなわち従業員が忠誠心と引き換えに会社から安定を保障してもらうという関係が崩壊した。
2)小型で安価な生産手段の登場
生産手段(富を生み出すのに必要な道具)が小型で安価になって個人で所有できるようになり、操作も簡単になった。
3)経済の繁栄
繁栄が社会の広い層に行き渡り、しかも長期間続いている結果、生活の糧を稼ぐことだけが仕事の目的ではなくなり、人々は仕事にやりがいを求めるようになった。
4)組織の短命化
組織の寿命が短くなり、人々は勤め先の組織より長く生きるようになった。
「フリーエージェント社会の到来―「雇われない生き方」は何を変えるか」ダニエル・ピンク 著 | Kousyoublog